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2022.08.12

【注文住宅】収納で大失敗! 後悔しないための対策法まとめ

注文住宅収納の失敗例と対策の記事サムネイル

散らかりにくい家・片付けのしやすい住まいに、必要不可欠な収納。しかし、部屋ごとの収納スペースが不十分だったり、使い道があいまいな収納を作ってしまうと、ゴチャゴチャとした後悔しかないマイホームになり兼ねません!

こちらの記事では、注文住宅における収納の失敗例を、各お部屋ごとにご紹介。注文住宅の実例から、対策方法やオススメの収納アイデアを解説いたします。

マイホームに注文住宅をお考えの方も、後悔のない収納を実現したい方も、ぜひご参考ください!

1.注文住宅ってそもそも何?

朱蒙住宅の外観・内観写真

土地に建築材、室内の設備や間取りなど、ご自身や一緒に暮らすご家族の希望・ライフスタイルに添って、計画・建築する一戸建てを指します。なお、注文住宅の中にも、大きく分けて「フルオーダー住宅」と「セミオーダー住宅」の2種類があります。

■フルオーダー住宅とは

家の見た目や内装、間取り、各設備や建築材に至るまで、全ての仕様を自由にオーダーしていく注文住宅を指します。各部屋の収納はもちろん、間取りや動線までこだわると、家事も取り組みやすく・散らかりにくい住まいに仕上がりますよ♪

■セミオーダー住宅とは

建設会社が前もって、家の仕様・スペックを複数パターン用意します。その中から、気に入った間取りや、必要な設備、好みのデザインを選んでいく注文住宅を指します。人気のある間取りや、需要の高い設備を取り揃えるケースが多いため、収納関連の失敗も少なく済みますよ!

2.収納の失敗例①玄関

玄関が散らかっている画像

靴に雨具、お子さんの外遊びグッズやベビーカー、ゴルフバッグ・自転車・DIY道具など……。人目につく場所にも関わらず、玄関に置いておきたい品々って多いですよね。玄関周りの収納スペースが心もとないと、これらのお片付けがおろそかになり、来客時に恥ずかしい思いをしてしまい兼ねません。
玄関周りの収納の失敗を防ぐには、あらかじめ土間シューズクローゼットを作るのが最適です!

玄関にシューズクローゼットや土間を設置し道具や自転車が収納されている写真

土間とは、玄関スペースの一部。床を作らず靴のまま出入り可能なため、自転車やベビーカーの屋内収納場所として利用出来ます。お子さんの野球道具やサッカーボールといった外遊びグッズも玄関に留めておけますので、泥汚れの心配も少なく!

扉付きのシューズクローゼットの写真

また、半個室スタイルのシューズクローゼットを設計するならば、扉を付けるのがオススメです。急な来客にも慌てること無く、いつでも整った玄関が実現可能に! さらにシューズクローゼットの棚は、棚板の高さを変えられるタイプをオーダーすると◎ブーツや長靴といった筒丈の長い靴、DIY用品も収納出来ますよ。

3.収納の失敗例②キッチン

キッチンの収納写真

注文住宅で、おしゃれかつ機能も充実したキッチンが完成! しかし暮らしていく内に、キッチン家電や調理器具、食器・調味料類が溢れ、雑然としたキッチンに……。それらを収納するために、食器棚やキッチンワゴンを導入した結果、今度は動線が悪くなってしまった……。
そんな後悔を未然に防ぐには、次の3つのキッチン収納を推奨します!

■造作棚(ぞうさくだな)でキッチン用品達の定位置を決める

キッチンの造作だなの写真

造作棚とは、つくり付けのオーダーメイド収納のこと。食器は引き戸の中へ、ボウルやザルなど毎食使う調理器具はオープン棚へ、カトラリー類は引き出しへ。用途に合わせ、高さや幅も細かく注文すると、後悔のないキッチン収納が実現出来ますよ!

■昇降式のダウンキャビネットで利便性UP

吊戸棚の写真

シンクや調理スペースの上部に取り付けられるパターンが多い、吊り戸棚(ウォールキャビネット)。顔より高い位置にある収納のため、「高くて手が届きにくい」「奥が見えづらく、出し入れが面倒」となってしまうケースも!
使い勝手の良い吊り戸棚を目指すならば、昇降式のダウンキャビネットを推奨します!

通常の吊戸棚と昇降式ダウンキャビネットの比較イラスト

昇降式でない吊い戸棚と比べると収納量は少しばかり劣りますが、目の高さまで降りてくる棚は、使いやすく戸棚内のお掃除もラクラク取り組めます♪

なお吊り戸棚には、落下しても危険性が低い、軽めのキッチン用品や食品を収納するのがオススメです。キッチンペーパーやスポンジ・ラップといった日用品のストック、あるいは、乾物やレトルト食品・インスタント食品の収納が最適でしょう!

■引き戸やロールスクリーンで収納自体を目隠し

引き戸やロールスクリーンで収納を目隠しした写真

生活感を可能な限り抑えたい場合は、扉を無くした造作棚の手前に、引き戸やロールスクリーンを設置すると◎ 必要に応じて引き戸・ロールスクリーンを開閉するスタイルは、散らかりがちなキッチン周りを、スッキリとした空間へ仕上げます。

4.収納の失敗例③リビング

リビングが散らかってる様子

人が集まるリビング。家族の集いに伴い、自然と物も集まります。気が付けば、本や雑誌類が思い思いの場所に置かれ、ソファにはタオルや服が、お子さんの学校用品や遊具はそのまま……。そんなリビングでは、観葉植物やインテリア照明も映えず、来客時には 毎度慌ててお片付けするパターンになりかねません。
リビングの収納で後悔しないためにも、注文住宅設計時に、収納を多めに依頼しておきましょう!

テレビ周りに収納が多くある写真

まずはテレビ周り。マンション・アパートでの暮らしだと、テレビ台を購入するのが一般的ですが、注文住宅の場合、造作棚による壁面収納が叶います! 中央にはテレビをすえ 周りの棚は、本棚にするも良し、お子さんのおもちゃ置き場にするも良し、飾り棚としてリビングに彩りを沿えるのも◎

リビングの小上がりに収納棚を設置した写真

さらに、リビング付近にタタミスペースなどの小上がりを設計するならば、引き出し収納も一緒に依頼しましょう! お子さんでも動かせるスライド式の引き出しにすると、奥行きがあろうと利便性を損ないません。

5.収納の失敗例④トイレ

トイレ用品が散らかっている写真

かさばるトイレットペーパーに、掃除用品、サニタリー類、小さなお子さんのトイレトレーニング用品。これらトイレに常備しておきたい品々により、圧迫感のある空間となってしまい、後悔の念を抱く方 多くいらっしゃいます。
誰もが利用する場所だからこそ、トイレ収納のポイントを押さえておきましょう!

トイレに備え付け収納を設置した写真

トイレの広さは一般的に、畳1枚分とコンパクトな設計。空間を有効活用するには、トイレの背面や上部に備え付けの収納をオーダーするのがベストです。

扉を付けた背面収納は、壁も含め同系色で統一すると、トイレの必需品を隠しつつ狭さを感じにくい空間となります。上部に棚を作る場合は、扉の無いオープン棚にすると窮屈さを感じません。

6.収納の失敗例⑤脱衣所・洗面所

脱衣所の写真

タオル類は日々交換、シャンプー・ボディーソープ・洗濯洗剤はストックが必要、掃除用品やドライヤーなどの美容家電は 取り出しやすい場所に置いておきたい……。

そんな、消耗品と常備しておきたい品々が混在する、脱衣所・洗面所。収納作りに失敗してしまうと、消耗品はストック管理が面倒に、常備品は出し入れしにくい、脱衣所・洗面所となってしまいます!

脱衣所収納・洗面所収納で後悔しないためにも、それぞれに適した収納のコツを把握しておきましょう!

■脱衣所:造作の可動棚をオーダー

棚板の高さ調整できる可動棚を設置した写真

脱衣所には、棚板の高さを変えられる可動棚を依頼するのが正解です! 可動棚の上部には、シャンプー・ボディーソープのストック類を、手の届きやすい中段にはバスタオルを、下段には毎日出し入れする洗濯カゴや掃除用品を……。脱衣場・浴室に必要な品々を、1つの棚で管理収納出来るため、補充も家事も楽に取り組めます。

■洗面所:ニッチやカウンターでスッキリ見え

洗面所にニッチを設置した写真

洗面所脇には、「ニッチ」と呼ばれるくぼみを設けると◎家族みんなの歯ブラシ類を、スッキリと収めることが叶います。加えて、洗面台と高さを揃えたカウンターを作るのもオススメです! 常備しておきたい、ドライヤーやヘアアイロンといった美容家電の置き場としても、メイクスペースとしても活躍してくれますよ♪

7.収納の失敗例⑥寝室(各個室)

寝室の写真

「衣替えが面倒だから1年分の服を吊るしておきたい」「クローゼット内がごちゃごちゃ」「夫婦2人分の服を1つのクローゼットで管理したい」……賃貸アパートやマンションでも頭を悩ませる、寝室や各個室でのクローゼット収納。せっかくの注文住宅で 二の舞を演じないためにも、注文住宅における衣類収納のポイントをご紹介します!

クローゼットのサイズを畳一枚分とった写真

まずは、クローゼットのサイズ感から。
畳1枚分の広さのクローゼットの場合、春夏の薄めお洋服なら30~40着、秋冬の厚手のお洋服なら20着~25着の収納が見込めます。さらに、シングルサイズのお布団も3つ折りで収納OK! こちらのサイズ感をベースに、各寝室・個室へのクローゼットスペースを割り当てて行くと、後悔のない衣類収納が叶いますよ♪

扉付のクローゼットとオープンハンガーラックスタイルの比較

クローゼット内のゴチャつきを防止するには、あえてオープンにした、ハンガーラックスタイルにするのも1つの手です。扉つきのクローゼットだと、乱雑にしまい込んでしまいがちですが、見せる収納となるハンガーラックタイプは整理整頓に意識が向きます。扉を開閉するためのスペースが不要となるため、各寝室・個室の空間を最大限活用出来るのも嬉しいポイントですね!

畳2・3枚分のウォークインクローゼットを設置した写真

ご夫婦2人分の衣類を一括収納したい場合は、ウォークインクローゼットが最適です。畳2枚分から3枚分のスペースがあると、2人分の服をオールシーズン収納OK♪ 冠婚葬祭に必要な礼服からスポーツウェアまで、吊るして収納することで、面倒な服の出し入れ・季節ごとの衣替えから解放されますよ!

8.人気の収納オプションで後悔しない方法とは?

ファミリークローゼットやパントリー、ロフト、屋根裏収納などの写真

注文住宅をお考えの方から要望の多い、ファミリークローゼットパントリー。デッドスペースの利用法として採用される、ロフト収納屋根裏(小屋裏)収納、階段下収納
これら人気の収納ですが、広さの目安や収納用途があいまいなままオーダーしてしまうと、後悔ばかりの収納スペースになり兼ねません! 各収納の広さの基準と、それぞれの用途を詳しくご紹介します。

8-1.ファミリークローゼット

ファミリークローゼットの写真

ご家族の衣類をまとめて収納可能な、ファミリークローゼット。注文住宅で人気の高い収納ですが、サイズ感を誤ると 狭くて使いにくかったり・広すぎて他の部屋を圧迫してしまう結果に……。
せっかくのファミリークローゼットで後悔しないためにも、広さの目安を把握しておきましょう!

畳4畳分のファミリークローゼットの写真

お子さんも含めた4人以上のご家族の場合は、畳4枚分以上のスペースがあると、ファミリークローゼットとして利用しやすく! 衣類に限らず、バスタオルやシーツといった大物の布製品も、まとめて管理・収納することが叶いますよ。

8-2.パントリー

パントリーの写真

キッチンの近くに作られるパントリー。「毎日の炊事をラクにしたいから……。」と、注文住宅で依頼してみたは良いものの、上手く活用出来ず、失敗だったと考える方も少なからずいらっしゃいます。
パントリーの種類は主に2種類! 2タイプのパントリーから、ライフスタイルに合わせたものをチョイスすると後悔なく済みますよ♪

パントリーのタイプ①小部屋タイプ(ウォークイン型)

小部屋タイプのパントリー

キッチン周りを可能な限りスッキリさせたい方、お料理好き方、家族が多いご家庭にオススメです。

小部屋タイプのため冷蔵庫はもちろん、冷凍ストッカーも別途設置OK。使用頻度の限られる土鍋やホットプレートといった調理器具も管理収納出来るため、キッチン周りが散らかりにくいのも大きな魅力です。広さは、畳1枚以上を確保すると冷蔵庫・ストッカーの設置に困らないでしょう!

■パントリーのタイプ②壁面タイプ

壁面タイプのパントリー

「他の部屋との都合上、小部屋タイプのパントリーが作れない……。でも、キッチン周りの家事を少しでも楽にしたい!」
そうお考えの方に最適なのが、壁面にパントリーを設けたタイプ。食器棚・食品棚といった家具を設置する必要が無くなり、スペースも有効活用家事動線の効率化も図れます!

パントリーの奥行は30~45㎝の画像

壁面タイプのパントリーで押さえておきたいポイントは、ずばり棚の仕様。棚の奥行きは30cm~45cmにすると、調理器具達がはみ出すことなく収まります。また、棚板の高さを変えられる可動棚をオーダーすると、ブレンダーやミキサーなどの背の高い調理家電もスッキリ収納出来るでしょう!

8-3.ロフト/屋根裏(小屋裏)

ロフトと屋根裏部屋の写真

屋根と天井の間まで余さず活かす、ロフト収納や屋根裏(小屋裏)収納。注文住宅でオーダーしてみたいとお考えならば、収納のコツをあらかじめ押さえておきましょう!

屋根裏部屋に収納する物の写真

ロフト収納・小屋裏(屋根裏)収納ともに、ハシゴを使って荷物の上げ下ろしを行うため、一人でも上げ下ろし可能な重さ・サイズの品を収納するのがベスト! 扇風機をはじめとした季節家電、スーツケース、クリスマスツリーといった「使用タイミングが限られ・かさばる品々」を収めると、後悔なく活用出来ますよ。

8-4.階段下収納

階段下収納の写真

階段下収納と言えば、デッドスペースの活用法として、いの一番に思い浮かびます。しかし、とりあえず階段下収納を作ったものの、「出入りしにくい……。」「天井が斜めになっているから家具や収納ボックスが入らない!」「不用品を溜め込んでしまっている……。」といった失敗談も、度々耳にします。
そんな後悔をしないためにも、階段下収納における3つのポイントをご紹介します!

■ポイント①大人が立てる高さでオーダー

最適な高さの階段下収納

「デッドスペースだから」と、低い位置の階段下収納を作ってしまうと、用途の限られた使い勝手の悪い収納となってしまうことも! 出入りはもちろん、収納のしやすさの観点から、階段下収納は大人が立てる高さで設計するのがベターだと言えます。

■ポイント②造作棚を作りスッキリ収納

ジャストサイズの造作棚の画像

後から家具を入れるのではなく、あらかじめ造作棚をオーダーしておくと、階段下収納の家具選びで悩む必要が無くなります!  天井が斜めになっていても、奥行きに限りがあっても、ジャストサイズの収納棚で使い勝手良く◎加えて、棚板の高さを変えられるタイプにすると、さらに利便性が増すでしょう。

■ポイント③あえて扉を作らずオープンなスペースに

オープンな階段下収納

狭く閉め切った空間は、いらない物置き場になりがち。扉の無い開けた階段下収納は、何が収納されているのか、ひと目で判断出来る収納スペースとなります! リビングやキッチン近くの階段下収納なら、生活用品のストックを。廊下に面した階段下収納なら、掃除用品を。扉をあえて付けない階段下収納は、取り出しやすく・しまいやすい収納として活躍してくれますよ♪

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※数に達し次第終了とさせて頂きます

注文住宅における、収納の失敗例と対策方法・収納アイデアをご紹介致しました。散らかりにくい住まいを実現するには、収納の数・広さも大切ですが、間取りや家族の動きに合わせて適切に収納を配置することも重要です。暮らしをイメージして、適材適所な収納を作れるよう、こちらの記事が役に立てば幸いです!

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津田 洋平(一級建築士)
監修者

津田 洋平(一級建築士)

悠悠ホーム株式会社 建築プランナー

家は、お客様にとっては人生最大のお買い物。
建築プランナーの仕事はそんなマイホームに託すお客様の「夢」を図面化すること。
打合せの際には、建築士としてのプロの目と、住む人の目線に立って考えることを大切にしています。
満足いただけるよう一軒一軒が真剣勝負だと思って、ご提案とご説明を尽くすことを心掛けています。

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