【熊本30坪台間取り】2つの洗面台がある回遊動線の家【注文住宅】

顔や手を洗ったり、歯を磨いたり、メイク・髭剃りといった身だしなみを行ったり……。日常生活の中で、何かと利用する洗面台。ご家族が多い、もしくは女性の多いご家庭では、幾度となく家族間での渋滞を起こした経験があるのではないでしょうか。

今回は熊本県にて建設された、2つの洗面台を設けた注文住宅間取りをご紹介。回遊動線も取り入れた間取りのため、暮らしやすさも指折りです。現在の住まいで洗面台の狭さや混雑にお困りの方、注文住宅の間取りに回遊動線を組み込みたい方、ぜひご参考ください♪

1.【熊本30坪台注文住宅】回遊動線のある間取りの全体図

ご家族6人で住まう、4LDKの熊本県30坪台注文住宅です。1Fのリビング横に和室を設けたことで、ご両親をはじめとしたゲストのお泊りにも対応可能。2階はうって変わって、ご家族それぞれの個室を備えた、プライベートな間取りとなっています。早速、間取りのポイントを6つに分けて解説いたします。

2.間取りのポイント①将来を見すえた2つの洗面台

1階の間取りには、洗面台を2つ設けました。洗面台を2箇所つけた理由は、家族構成を反映したため。ご夫婦とお子さん4人の6人家族、さらにお子さん4人の内、女の子が2人いるご家庭です。洗顔や入浴後のドライヤーは言うまでもなく、お子さんが成長した暁には、メイク・ヘアセットで洗面台がさらに混み合う未来が予想されます。

家族間のバッティングを起こさないためにも、玄関近くと浴室近く、2か所に洗面台を配置しました。毎朝の身だしなみだけでなく、帰宅後の手洗いや、食後の歯磨きの習慣づけも叶えられるでしょう。注文住宅だからこそ実現した、自由な間取りプランニングといえますね♪

3.間取りのポイント②玄関周りの回遊動線

こちらの熊本県30坪台間取りでは、人の行き交いを線で表した「動線」も考慮されています。特に象徴的なのが、玄関周りの回遊動線。ご家族用の動線と、ゲスト用の動線が、それぞれ引かれています。注文住宅で暮らすご家族向けの動線は、玄関を入り、シューズクローク・ウォークインクローゼットを経由し、洗面台へ。注文住宅に招いたゲスト向けには、リビングへ直接足を運べる動線を設計しました。

なお、こちらのゲスト向け動線は、帰宅後すぐにキッチン・リビングへ向かえるメリットも併せ持ちます。外での買い出し後、ご夫婦は食料品・日用品をキッチン・リビングへ、お子さん達は手洗いのため洗面台へ。ご家族どうしで混雑しない、帰宅動線を叶えました。いずれの動線もぐるりと回れる回遊動線のため、行き止まりが無く人の行き来が滞らないのも、嬉しいポイントです。

4.間取りのポイント③見守りと交流を叶えるキッチン

カウンタータイプのキッチンは、ダイニングテーブルはもちろん、リビングまで目配り可能。お子さんが遊ぶ姿や勉強に励む姿を、キッチンからあたたかく見守れます。キッチンでお料理やお片づけをしつつ、ご家族間のコミュニケーションが取れる間取りとなりました。

💡ワンポイント：ダイニングテーブル周辺にも注目

ダイニングテーブルそばには、オーダーメイドのカウンターとオープンラックを配置。カウンターは、ちょっとした書き物や針仕事、テレワークまで行えるマルチスペースとして活用出来ます。いっぽうオープンラックは、お子さんたちの私物置き場として利用しています。間取りの設計上、ご家族それぞれの個室が2Fに集約されているため。階段を上がって都度都度私物を持ってくる……といった、住宅内の移動を減らせます。

さらに、私物置き場を作ることで「持ってきた私物をリビングやダイニングテーブルに置いたままにする」といった、物の放置まで防止しています。そして、扉のないオープンラックにした結果、物をしまい込み過ぎない、見せる収納を実現しました。いずれも作り付けのため、地震があっても倒れにくいといった、安定感も併せ持ちます。

5.間取りのポイント④水回りをコンパクトにまとめ家事ラク

ご紹介した通り、洗面台が2つあるこちらの熊本県注文住宅間取り。一見、お掃除の手間が増えそうですが、間取りに注目してみると水回りがコンパクトにまとまっていることが分かります。滞在時間の多いキッチンから、アクセスしやすい場所に脱衣所・浴室を配置。2箇所の洗面台とトイレもご近所なため、汚れやすい水回りのお掃除を一挙に行えます。暮らしやすさも家事のしやすさも両立出来る、真似したい間取り設計と言えるでしょう。

💡ワンポイント：脱衣所はランドリースペースにも

脱衣所には、室内干し設備を導入しています。4人のお子さんで賑やかなこちらの注文住宅では、必要不可欠な備えと言えるでしょう。なお、洗面台は独立タイプのため、洗濯物が干してある脱衣所を、ゲストの目に触れさせません。また独立洗面台により、家族の脱衣所への出入りを気にすることなく、入浴出来るでしょう。

6.間取りのポイント⑤昇り降りの以外の役割持つリビング階段

注文住宅でオーダーされるケースの多い、リビング階段。階段専用のスペースが不要となるため、床面積を最大限有効活用出来るのが、最大の特徴です。こちらの熊本県30坪台間取りでは、注文住宅の真ん中にリビング階段を置きました。起床時・帰宅時・就寝時、どんなタイミングでも階段を行き来するご家族の顔が見れるため、コミュニケーションが絶えません。

また、壁掛けTVの正面にリビング階段が置かれているため、お子さん達が座ってTVを眺めたり階段で遊んだりと、上階・下階を繋げる以上の役割を果たしてくれています。ご家族が多い家庭、あるいはお子さんが多いファミリーにおすすめな、リビング階段の配置ですね♪

💡ワンポイント：和室と繋がる吹き抜けリビング

リビングには吹き抜けを組み込み、上方向への抜け感を演出。さらに、リビングに隣接した和室をフラットにオーダーした結果、横方向にも視界の広がりを生み出しています。和室との境目には段差がないため、注文住宅内のお子さんのつまづき・怪我を防ぐ効果も。さらに、平坦なリビング～和室は、お掃除ロボットの活躍も期待出来ます。開放感だけでなく、安全面やお手入れのしやすさまで考えた、間取り設計です。

7.間取りのポイント⑥2か所のウォークインクローゼット

1F間取りのウォークインクローゼットには、コートなどの外着や、お出かけセットが並びます。2Fのウォークインクローゼットは、ご家族共用のファミリークローゼットとして利用しています。いずれも吊るすタイプの衣類収納となるため、服を畳む・シワを伸ばすといった家事のひと手間をカット。乾いた洗濯物もハンガーに吊るしたまま、スムーズにファミリークローゼットへ収納出来るでしょう。

8.プライバシーを保つスタイリッシュな外観

白い壁が青空に映える、スタイリッシュな印象の注文住宅です。グレーの外壁の内側には、玄関が配置されています。これにより、外からの視線が気になりにくく、お子さんの道路への飛び出しまで防止してくれます。また注文住宅出入りの際に、雨風を凌げるため、荷物が多いタイミングでも円滑な出入りを叶えます。スタイリッシュさだけでなく、プライバシー・安全面・利便性まで兼ね備えた、注文住宅の外観デザインとなりました。

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