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2023.07.17

【福岡30坪台間取り】アイランドキッチンが主役の家【注文住宅】

キッチン周辺を囲うように歩き回れる、アイランドキッチン。おしゃれな雰囲気に仕上がるほか、家事動線の最適化も図れるため、注文住宅でも人気を集めるオプションです。しかし、いざ間取りに取り込もうとすると、ダイニングやリビングとの位置関係に悩んだり、スペースの確保に頭を悩ませている方、多いのではないでしょうか?

そこで今回は、アイランドキッチンが主役の、福岡県30坪台注文住宅間取りをご紹介。散りばめられた家事ラクの工夫だけでなく、ハイセンスな内装にも注目です。ぜひご参考ください♪

1.【福岡30坪台注文住宅】間取りの全体図

延べ床面積 平米換算 坪数換算 畳換算
1階 66.66㎡ 約20.16坪 約43枚
2階 46.78㎡ 約14.15坪 約30枚
合計 113.44㎡ 約34.31坪 約73枚

絵本から飛び出してきたような、南欧風の外観が特徴的な、こちらの福岡県30坪台注文住宅。白壁に映える柔らかな色味の窓枠と、目を惹く赤いポストも印象的です。1Fはアイランドキッチンを中心に、間取りをプランニング。2Fは寝室が並ぶ、プライベートな間取りに仕上がっています。間取りのみならず内装にも焦点を当てながら、こだわりポイントを6つ解説いたします!

2.間取りのポイント①主役級のアイランドキッチン

1F間取りの中央に、アイランドキッチンをすえた、こちらの福岡30坪注文住宅間取り。孤島のように独立したアイランドキッチンにより、複数人でキッチンに立っても手狭にならず、お料理・お片付けをスムーズに行うことが出来ます。利便性に加え、下がり天井や揺れるペンダントライトにより、カフェを思わせるような、おしゃれキッチンに仕上がっています。

さらに、キッチンに居ながら、リビングにもダイニングにも目配り可能。リビングのTVを眺めながらお片付けをしたり、出発時・帰宅時のご家族に声掛けをしたり……。機能性を保ちながら、ご家族間のコミュニケーションも増える、理想の間取りとなりました。

💡ワンポイント:ニッチ・小窓でアクセント

ニッチとは、壁にくぼみを設けた、飾り棚を指します。シンプルになりがちな壁にアクセントをつけるほか、出っ張りがちなエアコンや照明のスイッチパネルにコンセント、インターホンなどをニッチ内に設計することで、スッキリとした印象に仕上げます。なお、ニッチは奥行きが浅い棚のため、お掃除も楽々!

こちらの注文住宅間取りでは、リビング・キッチンに、ニッチを散りばめました。リビングのニッチは飾り棚に、キッチン周りのニッチにはスイッチパネルやコンセントを仕込み、機能性を保ちつつ壁にアクセントを加えました。さらに、アイランドキッチンには小窓を配置。ご家族の行き来を見守りつつ、おしゃれな雰囲気も演出しています。

3.間取りのポイント②キッチンワークを楽に!2つのパントリー

食器や調理器具・食料品など、キッチン周りのあれこれを収納可能な、パントリー。こちらの福岡30坪間取りでは、キッチンの両脇を固めるように、2つのパントリーを設計しました。キッチン関連グッズの収納部屋にするほか、こちらの注文住宅では冷蔵庫もパントリー内に設置。生活感が見えにくい、キッチンを演出しています。

なお、行き来をスムーズにするため、パントリーの出入口にはあえて扉をつけていません。買い出し品で両手がふさがっていても、キッチングッズを抱えていても、すんなりとパントリーに運び入れ出来ます。

4.間取りのポイント③円滑な洗濯を叶える動線

キッチンの後ろには、脱衣所・ランドリールーム・ファミリークローゼットを横並びに配置しました。これにより、脱衣所で洗濯・お隣のランドリールームで室内干し・乾いたらファミリークローゼットへ収納といった、円滑な洗濯動線を実現しています。

こちらの30坪福岡注文住宅間取りの場合、キッチン後方に脱衣所・ランドリールーム・ファミリークローゼットを設計したため、同時進行で炊事・洗濯を行えます。家事ラクの工夫が満載な、注文住宅間取りだと言えますね♪

5.間取りのポイント④ウォークスルー型のシューズクローク

靴をはじめ、傘などの雨具・車用品・アウトドアグッズ・お子さんの遊び道具など……。注文住宅の顔とも言える玄関ですが、置いておきたいものって意外と多いですよね。こちらの福岡30坪間取りでは、玄関に、通り抜け可能なウォークスルー型のシューズクロークを設計しました。

シューズクロークにより、雑然としがちな玄関が、いつでも整理整頓された空間に。加えて、人が通り抜け可能なウォークスルータイプのため、朝・夕混みがちな時間帯でも家族間のバッティングを起こしません。ウォークスルータイプにすることで、においが籠りにくい相乗効果も◎

6.間取りのポイント⑤おしゃれにアレンジされたリビング階段

注文住宅ではスタンダードになりつつある、吹き抜けとリビング階段の組み合わせ。吹き抜けで縦方向への抜け感を持たせつつ、階段スペースとしても利用することで、延べ床面積を最大限活用しています。

こちらの福岡30坪間取りでは、吹き抜け&リビング階段に、飾り棚もプラス。無垢材で出来たキューブ状のラックは、リビングと調和しながら、遊び心も感じさせます。TVの後ろに配置することで、自然と目が向く、インテリア性の高いリビング階段に仕上がりました。

💡ワンポイント:家具にも注目

モデルハウスを思わせるような、親和性の高い家具類もポイントです。ご家族が集う、あるいはゲストを歓待するリビングをはじめ、ダイニングテーブルや洗面台に至るまで、ナチュラルなテイストに統一されています。内装にマッチした家具達により、洗練されたおしゃれな注文住宅を実現しました。

時間を費やすマイホーム計画、慌ただしくなりがちな引っ越し作業。それらと同時進行で、各部屋の家具を吟味するのは、骨の折れる作業です。ハウスメーカーによっては、オーダーする注文住宅に合わせ、家具までコーディネートしてくれる所も! マイホーム計画の序盤に、家具選びを手伝ってくれるハウスメーカーか否か調べておくと、後悔しない新生活となりますよ。

7.間取りのポイント⑥おこもり感のある書斎

2Fの間取り、ご夫婦の寝室には、書斎を隣接して配置。寝室との間には引き戸を設け、テレワークやWEB会議も快適に行える書斎となっています。おこもり空間でありながら、窓も設置しているため、閉塞感を感じにくいのも特徴です。また、「造作(ぞうさく)」と呼ばれるオーダーメイドの本棚も用意。お仕事や趣味の本をすぐに手に取れる、機能面も充実した書斎に仕上がりました。

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アイランドキッチンを取り入れた、福岡30坪間取りをご紹介しました。改めて、注文住宅間取りのポイントをまとめます!

 

☑主役級のアイランドキッチンで家事ラク&交流増

☑ニッチ・小窓でアクセント&壁面収納

☑2つのパントリーには冷蔵庫も収納し整いキッチンに

☑洗濯~室内干し~衣類収納を叶える動線

☑ウォークスルー型シューズクロークで散らかりにくく

☑飾り棚をプラスしたおしゃれリビング階段

☑内装と合わせコーディネートした家具類

☑書斎には窓をつけ閉塞感をカット、扉で公私を分ける

 

間取りにアイランドキッチンを組み込みたい方、あるいは、おしゃれな注文住宅を目指したい方にとって、こちらの記事がヒントになれば幸いです。

今回のまとめ 今回のまとめ

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津田 洋平(一級建築士)
監修者

津田 洋平(一級建築士)

悠悠ホーム株式会社 建築プランナー

家は、お客様にとっては人生最大のお買い物。建築プランナーの仕事はそんなマイホームに託すお客様の「夢」を図面化すること。打合せの際には、建築士としてのプロの目と、住む人の目線に立って考えることを大切にしています。満足いただけるよう一軒一軒が真剣勝負だと思って、ご提案とご説明を尽くすことを心掛けています。

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