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2023.04.15

LDK・リビングの間取り後悔ポイント6選【注文住宅の失敗例&対策】

LDK公開ポイント6選のサムネ

ご家族みんなの、憩いの場として。あるいは、ゲストをもてなす空間として。注文住宅で建てた戸建ての中でも、特に人が集まるリビング(LDK)ですが、間取り設計をないがしろにしてしまうと、居心地の悪い場所になりかねません!

今回は、LDK・リビングの間取りプランニング失敗例をご紹介。後悔を防ぐための間取り改良案も、あわせて解説致します! 暮らしやすさもおしゃれさも譲れない、LDK・リビング間取りを実現されたい方、ぜひご参考ください♪

1.【基礎知識】LDKとは? 広さはどれくらいが最適?

LDKとは、居間となるリビング(L)・食事を摂るダイニング(D)・台所であるキッチン(K)を、ひとつにまとめた大きな部屋のこと。3LDKの間取りなら個室が3部屋とLDK、4LDKならば個室が4部屋+LDKの間取りとなります。注文住宅をはじめとした一戸建ての場合、LDKの広さは18畳~20畳が最適でしょう!

💡ワンポイント:ダイニングキッチン(DK)との違いは?

ダイニングキッチンとリビングダイニングキッチンの違い

文字通り、ダイニング(D)とキッチン(K)は1つの部屋にまとめ、居間であるリビングは別途設計した間取りを指します。賃貸物件や、昔ながらの戸建て住宅に多い間取りですね。近年オーダーされる注文住宅では、「広々とした空間が欲しい」「家族間のコミュニケーションを増やしたい」といった要望から、リビングはLDKでの間取り設計が主流となっています。

2.【注文住宅の間取り】リビング(LDK)の失敗&後悔6選

LDK失敗例間取り図

広々としたリビング(LDK)にパントリーを備えたキッチン、カウンターなども設計してある、こちらの注文住宅間取り。見る限り快適な一戸建てライフが楽しめそうですが、暮らしてみると、意外な盲点に気付く結果に! 後悔の声や失敗談をもとに、詳しく説明致します。

リビング(LDK)の間取り、失敗・後悔ポイント①外からの視線

外からの視線

1階の間取りの多くを占めるリビング(LDK)には、テレビ両脇に大きな窓が設計されています。視界の広がりに加え採光も期待出来ますが、外からの視線が気になりやすい配置だと言えます。寛ぎの空間にも関わらず、防犯やプライバシー保護の観点から、リビング(LDK)窓のカーテン・シャッターは閉めっぱなし……なんて生活になりかねません。

リビング(LDK)の間取り、失敗・後悔ポイント②閉塞感

解放感の高いLDK

広々としたリビング(LDK)が特徴のこちらの注文住宅間取りですが、吹き抜けは設けておりません。先述したテレビ両脇の大きな窓を活かせない場合、閉塞感のあるリビング(LDK)となる可能性大! 窓のカーテン・シャッターは閉めっぱなし、上方向への抜け感も無いリビング(LDK)は、どれだけ内装にこだわっても、開放感やおしゃれな雰囲気は演出しづらいと言えるでしょう。

リビング(LDK)の間取り、失敗・後悔ポイント③ダイニングテーブル

ダイニングテーブルが離れている

日当たりを望める位置に置かれた、ダイニングテーブル。リビング(LDK)にあるテレビも見える配置ではありますが、懸念されるのがキッチンとの位置関係です。出来上がったお料理の配膳はもちろん、食後のお片付けも、キッチンとの距離があるためスムーズさを欠く結果に。ダイニングテーブルの位置を変更するにも、冷蔵庫やソファーとの兼ね合いが面倒になりそうです。

リビング(LDK)の間取り、失敗・後悔ポイント④インターホン

インターホン

こちらの注文住宅間取りでは、ダイニングテーブルとキッチンの中間に、インターホンモニター(親機)を設けています。洗面脱衣所や階段からはアクセスしにくい位置のため、洗濯中や2階に居るタイミングは、インターホン対応が不便な恐れがあります。「後から位置変更すれば……。」なんて考えてしまいがちですが、配線工事が必要なインターホンの場合、DIYでの移設は難しいケースも!

リビング(LDK)の間取り、失敗・後悔ポイント⑤リビング階段

階段の位置が悪い

リビング階段と言えば、階段用のスペースを省けるため、限られた土地を有効活用出来るのが大きなメリット。ですが、リビング(LDK)にゲストが居ると1階へ降りにくい……リビング(LDK)から テレビの音・話し声が階段を伝わり2階に漏れ聞こえる……なんて後悔の声も、時折耳にします。

リビング(LDK)の間取り、失敗・後悔ポイント⑥収納

収納不足

雑誌に新聞・郵便物、家電のリモコン類や、防災グッズに掃除用品・日用品、お子さんの学校用品や遊び道具など……。ご家族の団らんとともに、様々な物が集うリビング(LDK)。こちらの注文住宅間取りのように、収納スペースが心もとないと、雑多で散らかりやすいリビング(LDK)になってしまいます!

3.思わず自慢したくなる! リビング(LDK)間取り改善案

LDK間取改善案

ご紹介した、失敗・後悔ポイントだらけのリビング(LDK)注文住宅間取り。ちょっとした手直しを加えると、暮らしやすさもスムーズな家事も叶える、リビング(LDK)間取りへ生まれ変わります! 6つの変更点を、それぞれ細かく解説致します。

間取り変更点①コの字間取りでプライバシーを守る

コの字間取

間取りにウッドデッキを追加し、片仮名の「コ」の字を模した設計へ変更しました。これによりリビング(LDK)への採光を確保しつつ、窓からの視線侵入を減らすことが出来ます。注文住宅ならではのウッドデッキで、食事やおうちレジャーを楽しむのも◎

間取り変更点②吹き抜けで開放的に

吹抜け

前項のウッドデッキ設置により横方向の奥行きが生まれましたが、さらにリビング(LDK)上に吹き抜けを設計し、縦方向の抜け感もプラスしました。これにより、縦横ともに視界が広がり、実際の広さよりも開放的なリビング(LDK)に感じるでしょう!

💡ワンポイント:吹き抜けを設計するなら気密性・断熱性も重視!

断熱性の図

注文住宅において定番オプションとも言える吹き抜けですが、リビング(LDK)が縦に長くなるため、部屋の容積が増えます。そこで心配されるのが、冷暖房効率です。年中快適なリビング(LDK)を実現するためにも、気密(きみつ)性能と断熱(だんねつ)性能を重視し、ハウスメーカーを選びましょう!

気密測定の写真

住まいにおける気密性とは、スキマを無くし、室内と外の空気の出入りを可能な限りカットした状態のこと。また断熱性は、外からの熱侵入・室内からの熱放出を それぞれ防ぐことが重要となって参ります。気密性能・断熱性能にこだわると、季節を問わず快適な注文住宅生活が実現出来ますよ♪加えて、リビング(LDK)吹き抜け上部へのシーリングファン設置や、リビング(LDK)のエアコン選びも配慮すると◎

間取り変更点③ダイニングテーブルをキッチン隣りへ

ダイニングテーブルをキッチン付近へ

冷蔵庫の配置を変更するとともに、ダイニングテーブルをキッチン真横に設置食事の配膳・食後の後片付けを、途切れずに行える注文住宅間取りにしました。日々繰り返す家事において、キッチン周りでの作業は出来るだけ時短、かつ効率的に済ませたいもの。間取り設計で、家事ラクを叶えましょう!

間取り変更点④どこからでも対応しやすいインターホン

インターホンの位置変更

インターホンモニター(親機)の位置を、間取りのほぼ中央へ配置。これにより、リビング(LDK)からも、洗面脱衣所からも、2階から降りてきた後も、インターホン対応しやすく! キッチンからも距離が空いたため、水や油といった汚れの元から離すことも同時に叶えました。

間取り変更点⑤独立階段で気まずさ解消&音対策

階段の位置変更

リビングから玄関近くへ、階段の位置を変更しています。「2階から降りてきたら、リビング(LDK)の来客とバッタリ」といった気まずさの解消と同時に、「リビングからの音・話し声が階段を伝わり2階に届く! 」といった音漏れへの対策も叶えました。さらに、階段下はパントリーと繋げ、デッドスペースの有効活用も行っています。

間取り変更点⑥壁際に造りつけの収納を

収納の追加

カウンターの一部を、造作(ぞうさく)棚へ変更しました。造作とは、注文住宅で依頼可能な、オーダーメイド家具を指します。棚板の高さを変更出来るタイプをオーダーすると、リビング(LDK)の品々のサイズに合わせて、スッキリと収納することが叶います。収納ボックスなどを活用して「見せる収納」にするほか、一部を飾り棚にし「魅せる収納」にするのもオススメです!

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※数に達し次第終了とさせて頂きます

リビング(LDK)の間取り設計 失敗例①外からの視線が気になる

💡解決方法:コの字間取りでプライバシーを守る

 

リビング(LDK)の間取り設計 失敗例②開放感が欲しい

💡解決方法:吹き抜けで開放的に

 

リビング(LDK)の間取り設計 失敗例③ダイニングテーブルが離れている

💡解決方法:キッチン横に配置しスムーズな配膳・片付け

 

リビング(LDK)の間取り設計 失敗例④インターホンの位置が悪い

💡解決方法:間取り中央へ 階段からのアクセスの良さも注力

 

リビング(LDK)の間取り設計 失敗例⑤リビング階段の位置が悪い

💡解決方法:独立階段で気まずさ解消&音対策

 

リビング(LDK)の間取り設計 失敗例⑥収納が足りない

💡解決方法:壁際に造作収納

今回のまとめ 今回のまとめ

福岡・佐賀・熊本エリアに建築をご検討中の方限定!
家づくりにおいて重要なのは「理想の間取りプラン」をかためること。

「自分たちの理想を形にしたらどんな家になるの?」「なんとなくの希望はあるものの、具体的な間取りが想像できない」……という方は、プロの設計士が理想の間取りを提案してくれる無料サービスを活用しましょう!

建築実績4,500棟超え。福岡・佐賀・熊本での「健康で快適な家づくり」は、悠悠ホームへ!

津田 洋平(一級建築士)
監修者

津田 洋平(一級建築士)

悠悠ホーム株式会社 建築プランナー

家は、お客様にとっては人生最大のお買い物。建築プランナーの仕事はそんなマイホームに託すお客様の「夢」を図面化すること。打合せの際には、建築士としてのプロの目と、住む人の目線に立って考えることを大切にしています。満足いただけるよう一軒一軒が真剣勝負だと思って、ご提案とご説明を尽くすことを心掛けています。

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