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スタッフブログ
2025.01.18
#不動産営業部 #春日原店
移動中の楽しみと小さな幸せ
不動産営業部 春日原店の佐藤です。
私は少々遠いところから車で出勤しているため、なにせ道中が暇なのです。
そんな険悪な車内を幸せな空間に変えるもの、それは落語です。
そんな落語の名作に、芝浜というものがあります。
怠け者の魚屋が嫁にせっつかれて市場に出かけたところ、大金が入った財布を見つけます。
魚屋は大金が手に入ったと喜んで、お酒を飲んで、そのまま朝に。
翌朝、嫁に起こされて「お金がないから働きなさい」と。
魚屋は「財布を拾ったからお金はある」と言いますが、どうやら魚屋の夢だったようです。
これはいけないと焦った魚屋、その日からまじめに働くようになりました。
来る日も来る日も、雨の日も風の日も、今までの怠け者がうそのように働きました。
そして、いつしか自分のお店を持てるようになるまでに成長しました。
そんなある日、嫁が魚屋に言いました。
「あの財布は実は夢ではなかった、でも夢にしないとあなたが働かないと思ったから」と。
そうです、拾った財布は嫁がいわば魚屋のためを思って隠していたんですね。
「でも、今のあなたならもう大丈夫だと思ったから」と久しぶりのお酒を差し出す嫁。
魚屋は軽くキレますが、まあいっか、と。
お酒に手を出そうとしたとき、魚屋はこう言います。
「よそう、また夢になっちゃいけねえ。」
ほっこり感があって、ちょっと幸せな気分になれるお話です。
毎日の生活のなかで、「幸せ」って感じることは意外と少ないもの。
でも、ものすごくおなかがすいたときに食べるものは、いつも以上においしく感じたり。
私はホークスだの、キャンプだの、サウナだのといった、映える趣味など持ち合わせていません。
そんな私だから、もっと小さな幸せに気付けるようになればいいな、と思ったりするのです。

何気ないことでも、「幸せってたくさんあるんだ」、と感じれるようになればいいですね。

